第2章 初めまして
ジリリリリっ ガシッ パチンッ
「う~……ん……何時ぃ~…?ヤバ!遅刻じゃん!」
バタバタと身支度をし、急いでリュックを背負った。誰もいない部屋にいってきますを言って学校に向かった。
1ヶ月前まで車で出勤していたから、走るという動作は正直、苦痛だけど登校初日から遅刻は避けたいから必死で足を動かした。
キーン…コーン…カーン…コーン…
「ヤバいヤバい!!間に合わないじゃん!!」
誰もいない校庭をとにかく全力で走りながら、担任が笑顔で言っていた事を思い出した。
「ま、寝坊してまうのはしゃーないからな笑
とりあえず先に教室行くわ。本宮は、
置いてかれたくないんやったら
頑張って起きるしかないな~ハハハハ笑」
最悪だ…と呟きながら教室を目指した。