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JOJO/Short stories

第3章 青い春と漫画家【4部 仗助(露伴)】




虹村形兆の矢に射抜かれ、スタンド使いとなった千尋と仗助が出会ったのは今より少し前の事だ。

最初こそ少々敵対はしたものの、年齢も通う学校も同じ2人が意気投合するまでにそう時間はかからなかった。

それは億泰と康一にとっても同じで、仗助を通じて親しくなってからというもの、皆で連れ立ってイタリア料理店に足を運んだり、時には悪さをする漫画家を懲らしめたりもした。


仗助、億泰、康一に千尋。
気づけば、4人はかけがえのない友人になっていた。





「なんだ、千尋はまた帰っちまってるのか」

長かった授業をようやく終えた仗助は早速隣のクラスに顔を出した…のだが、目当ての人物は早々に帰路についているようだった。

最近あまりゆっくりと顔を見ていないので、今日あたりカフェ・ドゥ・マゴにでも誘おうかと思っていたのだが仕方ない。
いつもなら向こうから一緒に帰ろう、と声をかけてくるくらいなのだが。



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