第13章 明かされる真実
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『すんません…誰かいてはります~?』
「はい…どうしました?」
『はぁ…良かった~♪リンちゃんやん♪この書類マユリはんに渡しておいてなぁ♪』
「はい…分かりました。レン隊長…僕…男です!!ちゃん付けはやめて下さい。」
『ええやん♪君…女の子みたいで可愛らしいやん♪せやから…そっちのほうがしっくりくるやろ?リンちゃん♪』
「え~!!やめて下さいよ~!!」
「なんだネ?騒がしいヨ!!」
『こんにちは~♪マユリはん♪何もないヨ。以上…ほな…また♪』
途中…レンはマユリの物まねしてからその場を立ち去った。
「レンちゃ~ん!!待ってよ~!!」
雛森はレンの後を追って行った。
『次は…六番隊。桃…覚悟は出来とる?』
「えっ?なんの覚悟?」
『どんな話を聞いても動揺しない覚悟や。』
「うん。大丈夫。」
『ほな…行くよ。』
二人は六番隊隊舎に入って行った。
「レンじゃねぇか…どうしたんだ?」
『遅れてた書類を届けに来たんや。』
「普通…そういうのは雛森か隊の奴等にやらせるだろ…。お前…もう隊長だぞ?少しは威張り散らしたって良いんだぜ?」
『まぁ…そうやけど…あたしが溜めてたんやから…それを部下が頭下げて隊回るなんておかしい話やろ?それに…隊長は威張り散らすもんやない。隊員の安全と幸せを守る為に居るもんや。』
「お前らしいな…。レン…用は書類だけじゃねぇだろ?」
『流石…恋次やな。そうや。織姫ちゃんの事…総隊長も考えてへんわけやない。ただ…時を待っているだけ。恋次…一護君も石田君も茶渡君もみんな行く筈。だから…虚圏に先に行って欲しいんや。桃も連れて…』
「雛森もか!?」
『そうや。桃もや。』