• テキストサイズ

絶望の果てにあるもの

第13章 明かされる真実




×
×

「ありがとう…レンちゃんは優しいよ…普通なら…隊長を殺そうとした副隊長なんて…罰受ける筈なのに…」

『まぁ…確かにそうやなぁ…まぁ…ええやん。死んでへんし…気にせんでええよ♪』

レンはそう言って雛森に微笑んだ。

「レンちゃん…あたし…今の隊長がレンちゃんで良かった…」


『褒めてもええけど…あたし調子に乗るかもしれへんけど~?ええの?』
「良いよ。調子に乗っても。」

また五番隊に楽しそうな笑い声が戻ったのであった。

『よし…次の戦いの準備せなあかんなぁ…』

「何をするの?」

『桃…お願いがあるんや。あたしに何処までもついてきてくれるか?』

「ついて行くよ。あたしの隊長は…もう藍染隊長じゃない…レンちゃんだから…でも…」

『分かっとる。そないな顔せんといて?必ずなんとかしたる。』

レンは雛森に優しく微笑んだ。

「ありがとう…ゴメンね…こんなダメな副隊長で…」

『桃はダメな副隊長やない。優秀で優しい心を持った最高の副隊長や♪』

「レンちゃん…ありがとう」

『あたし…桃にお礼言われるような事はしてへんよ?桃が立ち直ろうと思ったから此所にこうして居るんやないの?』

「レンちゃんは本当に変わってないよ…そういうとこ。」

『桃も変わってへんなぁ?どっかの隊長さんと一緒やとガキっぽくなるとことか…』

「違うもん!!あたしガキじゃない!!」

『ガキじゃないとか言う奴にかぎってガキなんやて。』

何も言えずに頬を膨らまして怒る雛森。

『ほら…ガキやん。』
/ 161ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp