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絶望の果てにあるもの

第12章 新たな決意




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「女の子を呼び捨てで呼んだ事なんてないから…」

『ウブな子やなぁ…?君なんて名前なん?』

「僕は吉良イヅル。」

『あたしは知ってのとおり…市丸レンや。』

「君…まだ小さいよね?霊圧が高くないと…そんな早くからなんて…貴族の出身?」

『まぁ…そうやね。安倍家や。』

「えっ!?安倍家って…今は没落したけど…現世でも有名な術師とかで…戸魂界でも有名になって…貴族までに昇りつめたっていう!?」

『知らんけど…そうみたいやなぁ?』

「でも…なんで名字は市丸なの?」

『そりゃ…結婚すればそうなるやろ?』

「だって普通なら…また立て直しするとかしない?」

『そんなん…子供に分かるわけないやろ?』

「そうだよね…ゴメン…君一人っ子なの?」

『そうや。一人や。君もなん?』

「うん。まぁ…両親は僕が幼い頃に亡くなったけどね…だから時々…羨ましい…両親がいる人が…君もいるだろ?」

『近々…いなくなるかもしれへん…』

「えっ?」

『両親は秘密にしとるみたいやけど…』

「病気か何か?」

『そうや…辛いもんなんやで?知らん振りするんも…。シリアスな話は終いや。これから…仲良くしような?イヅル…』

「うん。仲良くしよう!!」







『ギン!!あたし…友達出来たんやで!!』

「そうなん!?レン…良かったやんかぁ!!」

『季南は?』

「四番隊に仕事の事で用事があるんやて。」

『そうなんや…(嘘つくな…入院しとるんやろ?知っとるんやから…最近…退院して入院しての繰り返しやって事…)』



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