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絶望の果てにあるもの

第12章 新たな決意




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『良いわよ。さぁ行っておいで?』

そう言ってレンと呼ばれた少女に微笑む母親らしき女性。

『ねぇ…ギン。あたしね…本当は藍染隊長の計画に反対だなぁ…レンとあたしとギンと…此所で平和に暮らしたい。』

「……」

『分かってるよ。そんな事を言ったら…ギンが困る事くらい…良いの。気にしないで?あたしはギンとレンといるだけで良いから…』

「季南…ボクも…出来るんやったら…ずっと三人で幸せに暮らしたい…」

『はぁ…あたし達…何シリアスになってんの!!まぁ…良いじゃない。今は幸せに暮らしましょ♪♪』

季南と呼ばれた女性は優しい笑って言った。






次の日…

「季南さん!!おめでとうございます!!でも…なんであの人なんですか?藍染隊長のほうが良い噂あるじゃないですか~。」

『アハハ♪まぁ…確かにね。でも…ギンだって良いとこはあるわよ?』

「何処がですか~?絶対藍染隊長のほうが良いですよ?今からでも間に合いますよ?」

ここは十一番隊。


今、十一番隊の隊員たちと話しているのは…

市丸季南。

旧姓・安倍季南。
十一番隊第四席。

十一番隊にとって四席は不吉な席順であり、歴代の四席は必ず死ぬ。
その不機嫌な席についた季南は十一番隊で信頼をされていた。

「今のは酷いんやない?他の隊言うても…ボク…副隊長やで?」

「市丸副隊長…失礼致しました!!」

『ギン。そう言われてもしょうがないでしょ?アンタの日頃の行いが悪いからしょうがないでしょ。』

「相変わらず…厳しいなぁ…ボクの奥さんは。」

『ギンがしっかりしないからよ。それで?五番隊の副隊長さんが十一番隊になんの用?』

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