第11章 戸惑う心
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「分かった。」
ルキアは哀しそうな顔をしながらその場を去った。
「レン…一護君のいるとこ分かるんやな?」
『はっきりなわけやないけど…あてはあるよ?』
「もしかして…レンも気付いとったん?」
『やっぱりギンも気付いとったんやね。』
「行くつもりなん?」
『行くつもりなんてないよ?邪魔はしたくないし…よし☆織姫のとこ行こ☆』
織姫の家の中に設置された大きなテレビ?
総隊長がそのテレビに映った。
そして…大霊書回廊にて見つかった藍染の霊圧。
藍染の本当の目的は…
王剣の創成…
そして…
藍染の狙う場所…
空座町。
そして…藍染が文献どおりにするなら…
削りとられた場所の人間達も…
何もかも消える。
『そんなん聞いてへんし…』
「ボクもや…」
「レン…お主に話があると待っていた者がおる。」
『あたしに?』
モニターに映ったのは…
五番隊第三席・綾川梨緒。
「隊長…あたしの事…なんで連れてってくれなかったんですかっ!!あたし…阿散井副隊長の事…好きなんです!!なんで…あたしじゃ…ダメなんですかねぇ…」
『梨緒…そんな事みんなの前で言わんでもええやん…。こっちに来てもええよ?』
「えっ!?本当ですか!?」
『ホンマや。でも…その分…少しは強くならなあかんなぁ?』
「はいっ!!頑張ります!!」
そう言った梨緒はすごく嬉しそうだった。
『ほな…頑張ってあたしに追い付くんやで?』
そして…雛森が映り…
レンはその場から去ろうと踵をかえした。