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絶望の果てにあるもの

第11章 戸惑う心




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「レン。待つのじゃ。お主にも話があるそうじゃ。」

レンは無言でモニターの方を向いて…

『目の下にクマの〇ーさん住んどるよ?』

「「「はっ?」」」

レン以外の三人が頭に?を浮かべる。

『間違ってないやろ?そんな顔してどないしたん?』

「レンちゃん…どうしてレンちゃんは平気でいられるの?あたしと平気で話するの?あたしは…レンちゃんを殺そうとしたんだよ!!それにっ!!阿散井君の事もっ!!」

雛森は叫ぶように言った。

『桃はあたしの大切な親友でもあり…大切な副官や。誰も桃を信じなくても…あたしだけは信じとる。恋次の事は…しゃあないやろ?もし…恋次があの子のとこに行くんやったら…それでええんや…そんときは諦める。恋次の幸せを願う…前から知ってたんや…あの子が恋次の事好きなの…』

レンは今にも泣きそうだ。

「意味分かんないよっ!!あたしなんか…必要ないのに…あたしなんか…信じなくていいのに!!」

総隊長が雛森を気絶させた。
「すまんのぉ…最近…ずっとこんな状態なのじゃ…」

『すいません…ウチの副官が…それでは失礼致します…』

その後…総隊長が言った言葉を聞くこともなく…レンは瞬歩でそこから去った。





レンは浦原商店に来ていた。

「レン…なんて顔してんだよ…お前らしくねぇ…」

『恋次…恋次は…ウチの三席どう思う?』

「どうって…すごい奴だなぁ…って思う。」

『それだけ?ホンマにそれだけなん!?』

「あ…あぁ…」

『あたしの事は…?』

「好きだ…」

『えっ…!?』

「だから…レンお前が好きだって言ってんだよっ!!」
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