第11章 戸惑う心
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突然…空に開いた穴から出てきた者達…
そう…破面なのである。
『霊圧押さえてるんやろか?めっちゃ弱い気ぃするんやけど…』
「はぁ?かなり強くねぇか?」
『そうかぁ?よし…恋次…行っておいで。』
「はぁ!?」
『アンタを信じとるんや…無理に勝とうとせんでもええ…無事に帰って来てくれたらええ…』
レンはそう言って恋次に微笑んだ。
恋次もそれに答えるように決意した表情で頷く。
そして…それぞれあちこちで戦いを始めていた。
レンはある場所に向かった。
『やっほぅ☆久しぶりやね☆雨竜~☆』
「元気しとった~?」
何故かギンもいた。
「なんの用だ。帰れ」
「冷たいなぁ?どないしたん?」
「ほっといてくれ。僕に構うな!!」
『え~!!せっかく遊びに来たのに~!!なんで~?ホンマにどないしたん?』
最後の方が黒いレンである。
「死神と今後一切関わらないなら…滅却師の力を取り戻してやる…そう…父親に言われたんだ…」
『へぇ~?アンタは父親の言いなりになって…今後一切…死神と関わらないと?』
「……」
石田は下を向いて拳をキツく握り締めた。
『自分はどないしたいんや?』
「レンの言うとおりや。君…父親が怖いんか?」
「怖いもんか!!あんな奴…」
『せやったら…自分の意志を貫くんや。力を取り戻した時は…自分のしたいようにしたらええ。』
「ほな…頑張りや?」
レンとギンはその場を去った。
『はぁ?一護君がいない?』
途中…二人はルキアにあった。
「そうなのだ…さっきから探してはいるのだが…見つからぬのだ…」
「霊圧もわからへんしなぁ?何処行ったんやろなぁ?」
『ウ~ン…あたしも探してみる。せやから…ルキアちゃんは一護の家にでも行って休んどき?大丈夫やから…』
レンはそう言ってルキアに微笑んだ。