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絶望の果てにあるもの

第8章 愛する者の代わり




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「下克上!?」

『楽しそうやん♪』

レンがこうなると…誰も止められない…。
奇想天外な事をやってのける。それが市丸レン。
まさか…というのはそういうこと。
そして…レンは…
数日後…

『おい。そこの虚。頼まれてくれへん?』

真っ黒い笑みで脅し…
下克上を渡しましたとさ…。
何もせずに大虚が逃げて行った為…
瀞霊挺内では…その話が持ち切りになった…。



―翌日の隊主会…


「レン…。お主は一体…なにをやったのじゃ…。」

『何にもしてませんよ~?下克上出しただけやし~?』

「「「下克上!?」」」

『虚圏に下克上出しました~♪』

「レン…。かなり…危険な事したんやねぇ…。」

『大丈夫や♪危険な事やけど…今の状況をなんとかするには…これしかないんや。』

レンは哀しそうに言った。

「この状況とはなんなのじゃ?」

『藍染惣右介に…ウチの副官…雛森桃が連れて行かれてしまうかもしれへん…』

「それは…どういう事なんだい!?」

一同が驚愕する中…
京楽が言った。

『仲間にするつもりかもしれません。このまま…放っておく訳にはいきません。』

「何故…藍染は今更になって…そんな事をするのだ。お前の考えすぎではないか?」

二番隊隊長・蜂砕が言った。

『そう…あたしも思うたんやけど…最近…藍染惣右介の霊圧を感じる時があるんや。それと…何故…今更になって…というのはな…あたしのせいかもしれんなぁってのを思い出したからなんや。一護君達が帰った後…の話しや…』



【五番隊・訓練施設】

『みんな~☆おっはよ~☆☆』

「「市丸隊長!!おはようございます!!」」

『なんや…堅苦しいなぁ…。』

「えっと…おはよう…レン…隊長…」

一人の隊員がビクビクしながら言った。

『そんなにビクビクせんでええのに…。あたしがそんなに怖いんか?』

「そっ…そんな事…ありません!!」
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