第8章 愛する者の代わり
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『やっほぅ♪イヅル~♪おっはよ~♪』
レンは今…三番隊にお邪魔してます。
「おはよう。はぁ…。レン…アレ見てよ…。」
イヅルが指差した方には…
「(_ _)zzzz」
爆睡中のキツネがいました…(笑)
『ありゃ~…』
「さっきから…起こしてるんだけど…起きないんだ…。」
『無理やね。』
「えっ!?即答!?」
『こうなったギンは…何をやっても起きないんや…。』
「えっ…どうしよう…この書類…今日までなのに…」
『しゃあないなぁ…。あたしがやる…。』
「えっ?良いの?」
『ええよ?あたしの仕事はもう終わったし?』
「レンはいつも早いね。統学院時代も…課題は一番先に出来てたし…」
『あとで…どっかのキツネみたいになりたないもん…。』
「確かに…。なりたくない…。ゴメン…」
『なんで?イヅルが謝るんや?あたしが謝らなあかん事やろ?』
「でも…レンは他の隊だし…」
『はぁ…。そんなんええって♪気にせんといて♪』
「ありがとう…ねぇ…レン。雛森君が最近…四番隊に行ってるの知ってる?」
『知っとるよ。ご飯も食べてないみたいや。今日…隊舎に来たんやけど…帰したんや…』
「どうしたんだろう…?今まで…普通に生活してたのに…」
『わからへん…何にも話してくれへんし…(何かおかしい…少しやけど、莉緒の霊圧が桃から感じる…)』
その頃…雛森は…
自分の部屋にある机に座り…
何かを見ていた…
それは…昔…レンが藍染惣右介を隠し撮りした写真…
雛森がただ一つ持っている写真…
「藍染隊長…」
―二日前のこと…
雛森は夜中に目が覚めた…
なんとなく…外に出たくなって…
戸を開けて…縁側に座った。
夜空には月が輝いていた…
「雛森君…久しぶりだね。」
「藍染隊長…!?」