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絶望の果てにあるもの

第7章 新たな戦い




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―翌日…
【五番隊隊舎】

「隊長?どうしたの?最近…おかしいよ?なんか…ボーッとしてるっていうか…」

こう言ったのは…
五番隊平隊員。

レン率いる五番隊では…
敬語禁止なのである。
レンが隊長になって…
初めて隊舎に来た時の事。

《あたしは敬語使われるんは嫌なんや。せやから…敬語は禁止や。あたしの事…みんな自由に呼んでな♪》
…と発言をしたからである。

『そうかぁ?普通やで?いつもと変わらず…』

「そう?」

『そうや♪いつもと変わらず元気いっぱいや♪』
「レンちゃん…本当に無理してない?」

雛森も心配になったのかそう言った。

『大丈夫や♪心配し過ぎやって♪』

そう言ったレンはいつものと変わらず…
飄々としていた。



【緊急警報!!流魂街七九区に虚出現!!霊圧が高い虚の可能性。各隊の隊長に出撃命令!!繰り返す…】

『虚かぁ…久しぶりやねぇ♪遊びに行こ♪』

「レンちゃん!!書類は?」

隊舎を出て行こうとしているレンに雛森が言った。

『書類?出来とるよ?そこにあるヤツや♪』

「えっ?あっ…本当だ…」


『ほな…行ってくるわ♪♪』


レンは隊舎を出て…流魂街へ向かった。





各隊の隊長はもう既に来ていた。
目の前には…大きな虚が2体。

「レンちゃん…遅かったねぇ~?」

こう言ったのは八番隊隊長・京楽春水。

『すんません…』

「レン?どないしたん?浮かない顔しとるけど…」

『なぁ…ギン。これ以上…みんなを騙したくないんや…苦しいんや…』

レンは哀しそう言った。
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