第6章 暫しの休息
『あたしは…抹茶大福が食べた~い!!って言っただけやもん!!あたしは悪くないやん!!』
「そうかよ…。(娘…可愛いさになんでも与えるってかんじだな…。)」
『でも…あのスパルタ修行は酷いわぁ…。』
「その…スパルタ修行の内容ってなんなんだ?」
『毎日…霊圧MAXにして…あたしにあてまくり。その状況で毎日生活。そして…更に破道練習と斬術練習を毎日。』
「隊長格レベルの霊圧をか!?」
『そうや。』
「それで…すぐに四席まで上りつめて…副隊長までになったのか…。」
『そうや…。ある意味感謝やけど…ホンマに…アレはキツかったわぁ…。二度と経験なんてしたない…。なぁ…恋次。あたしが…もし…隊長になったらどうする?』
「は?なんだよ…いきなり…」
『浮竹隊長に…《隊長をやってみないか?》って言われたんや。』
「レン!!やったじゃねぇか!!それで…なんて答えたんだ?」
『承諾はしてないんや。浮竹隊長も考えてみてくれって言うとったし…』
「やってみろよ。」
『そんなに簡単に出来るもんでもないやろ?それに…破道だって…最近やっと的に当たるようになったばかりやし…いろいろと自信がないんや…』
レンの声は不安でいっぱいで少し震えていた。
「お前らしくねぇなぁ…いつもみたいに前に突っ走れ。レンなら大丈夫だ。」
『恋次…よぉし!!…あたし…隊長になる!!』
「あぁ。頑張れよ。」
『うん!!』
「なぁ…お前の斬魄刀の力ってなんなんだ?反膜を斬っちまうなんて…」
『完全再現や。見た事のある力は全て完全に再現する。もちろん恋次のも…イヅルのも…とにかく全部や。』
「マジかよ…!?日番谷隊長のもか!?」
『そうや。全てや。氷雪系最強だろうがなんだろうが…そんでな♪あたしが再現した力は…元の力の百倍になるんや♪』
「なんだよ…それ…。お前…そんなに強かったのかよ…」