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絶望の果てにあるもの

第6章 暫しの休息




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藍染の反乱から…四日ほど経ち、平和を取り戻していた。

―十三番隊隊舎

「レン。隊長をやってみるつもりはあるか?」

『はい?いきなりなんですの?』

「卍解もできることだし…レンならできるんじゃないかと思ったんだが…」

『どの隊の隊長をやれって言わはるんですか?』
「それは分からないが、他の隊長たちには声をかけておいた。」

『何時の間に!?誰に声かけて来はったんですか?』

「二番隊、三番隊、四番隊、六番隊、七番隊、八番隊、十番隊、十一番隊だ。」

『全部やないですか…。あっ…でも一つたりないか…。卍解は確かにできますけど…破道が…。治癒系は得意なんですけど…攻撃系がイマイチ…』

「大丈夫だ。的に当たるようになっただろ?」

『そうですけど…自信はありません。あたしに隊長なんて…』

「まぁ…無理にとは言わない。俺が勝手に推薦したんだ。ゆっくりと考えておいてくれ。」

『はい。』

レンは隊舎を後にした。



『はぁぁ~。(隊長ねぇ…あたしに出来るんかなぁ?よし!!恋次に聞いてみよ♪)』

レンは恋次の霊圧を探った。






―四番隊炊事場近く。

『恋次?アンタなんで此所に居るんや?ん?なんや?甘い匂いがするなぁ?』

「今…ルキアが白玉ぜんざい作ったらしいぜ?」

『そうなんかぁ…でも…恋次が…ルキアちゃんの料理は不味いって前に言うてへんかったっけ?』

「さっき…味見したけど…上手かったぜ??」

『まぁ…食べたことはないし…わからへんけど。あたしは白玉ぜんざいより抹茶大福がええわ♪♪喜〇福?で♪』

「その店…どこにあるんだ?」

『現世~♪♪』

「現世なんて滅多に行けるわけねぇだろ!!」

『え~!!ギンはすぐに買うてきてくれるんやけどなぁ…。』

「あ~…それであの人…しょっちゅういなくなるんだな…。お前が原因かよっ!!」

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