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絶望の果てにあるもの

第5章 裏切りから味方へ




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そして…ルキアの身体から崩玉が取り出された。
藍染はルキアをギンに殺すように命じた。

「射殺せ…神鎗。」

ギンの斬魄刀はルキアを庇った白哉の身体のギリギリで止まった。

ルキアを消しに近付いた藍染。そこに七番隊隊長・狛村佐陣が来たが…藍染が放った破道。黒棺により倒された。
そして…
駆け付けた蜂砕と四楓院夜一によって…
捕らえられた。

「どないしよ…あら?藍染隊長~!!捕まってもた。」

飛んできた石を払ったギンの手を乱菊が掴み、捕らえた。

『あたしは拘束しないんやね。』

「アンタは安全そうだから良いのよ。」

『なんやの…それ…。喜んでええとこなん?』

乱菊が言った事にレンが答えた。

「あぁ…そろそろ時間だ。」

藍染がそう言うと…空に穴があいて、そこから無数の虚が現われ、四人に反膜を降ろした。


『卍解…演舞乙姫…』

―ザシュッ…バァン…

ギンとレンは反膜から弾き出され、地面に叩きつけられた。

「ギン!?レン!?どういう事だ!?そうか…裏切りか。」

『何言うとんの?裏切り者のアンタに言われたないわ。ちなみに…雛森桃は死んでへんよ?』

「しっかり騙されたみたいやね?季南直伝の術に。」

「そうか…君達には期待していたんだがね…残念だよ。これからは…私が天に立つ。さようなら…死神の諸君。旅禍の諸君。人間にしては実に面白かった。」

藍染惣右介と東仙要は虚圏へと消えた。

「レン…お主。反膜をどうやって斬ったのじゃ?」

辺りはレンが干渉不可である反膜を斬った事により騒然としている。
こう言ったのは総隊長。山本元柳斎重國。

『どうやって斬ったかですか?卍解しただけですよ?』

「卍解じゃと!?」

『そうですよ。総隊長さん。それより…みんなの手当てをしたほうがええんとちゃう?』

レンの言葉により駆け付けた四番隊により処置が行われた。
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