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絶望の果てにあるもの

第4章 自分の命の友情




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―十三番隊隊舎

双極にはそれぞれの隊の隊長、副隊長が集まってきていた。

「まったく…レンはどこにいったんだ?」
こう言ったのは、十三番隊隊長。浮竹十四郎。

十三番隊ではよく副隊長がいなくなる。
しかも…霊圧を消しているのか…
なかなか見つからないというのが日常茶飯事なのである。

しかし…仕事もしっかりとこなす為…
誰も何も言えないのである。

その頃…
レンはというと…

『あっ…恋次や。(邪魔せんほうがええみたいやね。恋次には必要な戦いや。恋次…ゴメンな。アンタには朽木隊長には勝たれへん。)』

レンは恋次に申し訳ない気持ちでいっぱいになりながらその場を去った。








―懴罪宮前

「市丸…ギン。」

「あかんなぁ。相変わらず口悪いんやねぇ?君は。いつまでもそれやったら…叱られるで?お兄様に。ギンやのうて…市丸隊長。」

「失礼しました。市丸隊長。」

「ハハハッ。イヤやなぁ?本気にした?告げ口なんてせぇへんよ。」

「何故…このような場所に市丸隊長が居られるのですか?」

「何にもあらへんよ?ただ…ちょっと意地悪しに。」


『あっ…ギン。アレはやりすぎやろ?ルキアちゃん…アンタが嫌いなんやから…というか…いろんなとこで戦っとるし…おもろいなぁ♪あたしも参加したいんやけどなぁ…でもあたしが出るとこないやん!!まぁ…ええわ。そろそろやね。極刑が始まる。』



そして…遂に双極が解放された。



―双極の丘近く

『へぇ…アレが双極。(綺麗なもんやねぇ?浮竹隊長の霊圧…仙太郎と清音のも…あと…何人かの霊圧…)』

そして…双極は朽木ルキアの身体を貫いた筈だったが…

何者かにより止められていた。

「一護…!?」

黒崎一護だった。
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