第4章 自分の命の友情
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―懴罪宮。
「おいっ!!どこに行くんだ白哉!!」
「興味が失せた。あとは好きにしろ。」
白哉はその場を去って行った。
「レンもいないじゃないか!?まったく…すぐにどこかにフラフラと…。どっちも勝手な奴だよ…」
―十二番隊近く…
『うわぁ…見たらあかんもん見てしもた…。十二番隊長さん…。やることがグロいなぁ…。』
レンが見たのは…十二番隊隊員になにかがしかけられたらしく形を変形させ…爆発する姿。
『(あら…あの眼鏡の子。滅却師なんやね。珍しいなぁ…初めて見たわ。あの巨乳の子も…不思議な力持っとるみたいやねぇ…)』
―三番隊隊舎牢。
「(うわぁ…こら…拘束せなあかん事になるやろなぁ…まぁ…レンには聞いとったけど…)」
「だっ…誰だ!!」
「酷いなぁ…こら見てられへんわ。」
「市丸…隊…長…!!」
「やつれたなぁ…可哀相に。助けて欲しいやろ?ついておいで…イヅル」
時を同じくして…
五番隊隊舎牢から…
雛森桃が…
六番隊隊舎牢から…
阿散井恋次が…
脱獄した。
『あっ…(ギンの霊圧…十番隊長さんの霊圧もや…大変な事になってきたなぁ…)』
レンは今、自分の所属する十三番隊隊舎へと帰ろうとしていた。
そして…
ある事が伝えられた。
【隊長並びに副隊長各位にご報告申上げます。極囚・朽木ルキアの処刑の日程について最終変更がありました。最終的な刑の執行は…現在より29時間後です。これは…最終決定です。以後変更はありません。】
『(なんやの!?そんなん聞いてへん…勝手に決めたな。あの偽ヨ〇様めっ!!ヨ〇様のほうがまだカッコええっちゅうねん!!)』