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絶望の果てにあるもの

第3章 最強の侵入者




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『恋次…どこに居るんやろ?ん?恋次…!?』

レンが見たのは…オレンジ色の髪の少年にすがりついている…
髪は解け…傷だらけの恋次の姿だった…

レンは思わず駆け寄ったが恋次が言った言葉にそこから動くことが出来なくなった…

「黒崎…恥を承知でてめぇに頼む…!!ルキアを…ルキアを助けてくれ…!!」

恋次は叫ぶように少年に言った。

「あぁ…」

少年は恋次の言った事に決意したようにこう答えた。


『……恋次…』

レンはしばらく恋次の傍に寄る事が出来ず…
その場に立ち尽くしていた。
イヅルが隊員たちを連れてやってくるまで…






「そんな…」

雛森が恋次の姿を見てショックを受けたように言った。

「僕が見つけた時にはもうこの状態だったんだ…」

『ゴメン…あたしがもう少し…早く見つけてたら良かったんや…あたしのせいや…』

いつも元気なレンはどこかに行ってしまって…落ち込むレンがいた。

「違うよ…レンちゃんのせいじゃないよ…」

雛森がレンにそう言うがレンは落ち込んだままだった。

「ともかく…上級救助班を出して貰おう…」

「その必要はない。」

イヅルが言った時だった。
雛森の後ろから男性の声がした。
六番隊隊長。朽木白哉。

「牢に入れておけ。」

白哉は冷たく言い放った。

『……。』

レンの顏が歪む。

「朽木隊長…!!」

「そ…そんな…阿散井君は一人で旅渦と戦ったんです…それなのに「言い訳などきかぬ。一人で戦いに臨むということは決して敗北を許されぬということだ。それすらも解らぬ愚か者に用などない。目障りだ。早くつれていけ。」

その後…雛森が講義したが吉良に止められた。

「お~こわ!!」

「市丸隊長!!」
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