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絶望の果てにあるもの

第17章 語られた想いと決意


数日後…梨緒には6ヶ月の謹慎処分が下り…レンの霊圧もどった。

しかし…黒崎一護の霊圧は戻る事はなかった。


「なんで…一護の霊圧はもどらねぇんだろうな…」

今はお昼休憩。

レン特製の弁当を食べながら恋次が言った。

『気持ちやとおもう。一護が戻る事を望んでないんだと思う。』

レンはそう言って哀しそうな目をした。

「望んでねぇって…どういうことだよ…!?」

恋次はショックを受けてはいたがレンに怒っても意味がないと分かっているのか冷静にレンに言った。

『あの子にはな?色んなことがあった…でもな?まだまだ子供や。いつもの日常生活がどれだけ幸せな事やと思う?人として生きること…一護はそれを望んでるやと思う。』

「人としての幸せか…」

恋次はそう言って拳を強く握り締めた。

『さーて…現世に行く許可と浦原さんに義骸出してもらわなあかんなー』

「はっ?なんでだよ??」

『行くんやろ?現世に…』

レンはそう言って微笑んだ。

「そうだな!」

恋次はそう言って微笑んだ。

許可はあっさりと降りた。
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