第15章 閉じられた幕
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その頃…
藍染は夢を見ていた。
ハナミズキの花が咲いている。
ココは…幼なじみの季南と一緒によく来た場所。
このにはハナミズキの花が年中、咲いていた。
『惣ちゃん…何ボ~ッとしてんの?』
「季南?(何故だ?季南が幼い…)」
『そうだけど?どうしたの?なんか…惣ちゃん変だよ?早く…帰ろう?』
季南は藍染の手を握る。
『惣ちゃん?早く行かないと試験に遅れちゃうよ?』
「試験??」
『何言ってんの?真央霊術院に行く為のでしょ?』
「(あぁ…そうか。僕は今…昔の思い出を見せられているわけか…)そうだったね。行こうか。」
藍染は季南に笑いかけた。
すると…突然…
場面が変わる。
藍染の目の前には…
『真子ってバカ?』
「バカってなんやねん!!バカはお前やろ!!」
『アレ?そうだっけ?真子じゃなかった?』
「お前や!!隊長を呼び捨てにってどういうことやねん!!」
『真子は隊長って感じしないじゃん?』
仲良く話す…五番隊隊長・平子真子と季南。
藍染はそんな様子を見てイライラしていた。
それは嫉妬…
平子を殺してしまいたいくらい…
嫉妬していた。
「季南…平子隊長と仲良く話していたみたいだね?」
『そうかなぁ?』
「そんな感じがしたよ?季南はあの人をどう思っているんだい?」
『どうって…上司?じゃないの?』