第7章 ~徳川家康~ end.
「正室になれないから」なんてウソ。そんなこと、どうでもいい。だって、きっと家康の正室にもなれない。
私は信長様が怖かったんだ。
何もかも見通している、目が……
実は2度、信長様と寝ている。
そのことを知っているのは、たぶん……秀吉さんと、光秀さんだけ。この二人はペラペラと外部に話を漏らさないだろう。
そして、この二人も知らない事実。
2度目に寝た時に、信長様にあっさり言われたのだ。
「きょうこ、以前の務めはこの様な任だな」
「え?」
「口は休むな」
そう言って私の頭をグッと押さえた。
「んっ」
ぐぽっ、ぐぽっ、と淫猥な音が天守に響き渡る。
そう。私は信長様にフェラチオをしていたのだ。
「その動き……玄人の物だ。しかもかなり、鍛練されている……」
私は黙ったまま、懸命に舌、喉の奥を使って信長様に奉仕しているから……
返事はできない。
ズルリと口の中から信長様がぺニスを抜くと
「後ろを向け」
そう言って、特に愛撫もなかったアソコに、ズブリと突き刺してきた。
久しぶりにしたセックス。
1度目は閉じていた身体も、2度目の今日は男らしい信長様に私の身体は反応しきっていた……
そして、後ろからガンガンと突かれると、簡単に達していた。
愛のない激しいセックス。それが何故か凄く……興奮したんだ……
そして達した私を労うように、信長様が甘い声で話しかけてきた。
「昼間の貴様は、小娘のようだがな……
そんなきょうこに1つ頼みたい事がある」
「頼み事……ですか?」
天下の織田信長の頼み事なんて……少し身構えた。