• テキストサイズ

私的【イケメン戦国】泡姫~分岐エンドver.~

第5章 ~石田三成~ end. 【後編】


「さぁ!きょうこ様、声を漏らさず力を入れてくださいませ!!!」

「!!!!!」

そう。家康が見立ててくれた出産予定日よりも、少し早くお産が始まってしまった。


あーーーわっかんないよーーーこんなのっ!!!
痛いし苦しいし!!!
痛みの逃し方とか、もっと本でも読んでおけば良かったーーーー


なんて思っていても、陣痛の痛みは容赦なくやってくる。


あぁ、こんな時に三成くんが側にいてくれたらなぁ~

ううん!三成くんは、立派にお務めを果たしてるんだから、私も私の務めをキッチリ果たして、帰ってきたら元気な赤ちゃんを抱かしてあげるんだ!!!


どれぐらい、頑張ったんだろう……


わからない。無我夢中だった。


ただ、ズルリと出た感覚と共に、さっきまでの痛みが一瞬で引いた!

そして


あぁーあぁーーー


と、元気な産声が聞こえてきた!



「若君です!若君ですぞ!きょうこ様っ!!!」


その声に“わぁっ”と歓声が沸いた。

そして、清拭された赤ちゃんを胸に抱くと……




バタバタバタ……!!!!



と大きな足音が聞こえてきた!!!




その後ろからは大きな声も聞こえる

「お待ち下さいっ!!!その様な格好では!!!お待ち下さいっっっ!!!」




バンっ!!!!



襖が大きな音を立てて開かれた!!!





/ 84ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp