第3章 ~豊臣秀吉~ end.
優しくて甘いキス。
舌の使い方も絶妙だ。
うん。今までしてきたキスの中でも、No.1なんじゃない?
あ~グッとくるわ、このキス……
これなら今夜、演技なんてしなくても……私も久しぶりに気持ちよくなれる気がする……
だって、ほら、このキスだけで期待してなんだか……濡れてきた……
「きょうこは……愛らしいな……もっと強く抱き締めたくなる……」
うん……この声よ……声もいいの、秀吉さんは。身体も心も甘やかされてる感じがして……頭から爪先まで満たされていく……
「もうすぐ夕餉だよね……ここに料理が運ばれてくるから……」
「そうだな……もう、焦らなくてもいいよな……」
「うん……」
はぁ~どうしよう。久しぶりのエッチ過ぎて、ドキドキしてきた!
好きな人とキスするだけで、こんなに幸せな気持ちになれるんだな……
なんだか忘れてたな、そんな気持ちも。
その後は二人、手を繋いだりやっぱりキスをしたり……甘くてまったりした時間を過ごした。
そして、夕餉が運ばれてきて……
だけど、正直……もう、待てない!!!
目の前のご飯よりも!!!
私達はお膳を横にずらすと、そのまま抱き合ってまた熱いキスを交わす。
言葉はいらない。
だって同じ気持ちだ!
秀吉さんの手があっさりと帯を解いて、私の着ている物をスルスルと脱がせていく。
もちろん、甘い言葉も忘れない。
ずっとキレイだ、可愛いと、うわ言にように……だけど、気持ちがこもっている。
秀吉さんからの愛しか感じない。
私はギュッと秀吉さんに抱きついた。
どんな風に愛されるのか、全て彼に任せてみよう……