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奇術師とルーラーの黒い恋

第6章 リョダン×ト×タイメン


『王の号砲 (メラム・ディンギル)!!』


そうが叫ぶと、カッと光ながら無数の矢が飛んでくる。



旅団員は“堅”で防ぐ。



『ほう…これを防ぐとは。


まぁ、認めてやらんことも無いな。』



そう呟くとは固有結界を解いた。


「戻った…?」



『認めてやろう!

幻影旅団の団員達よ。

私の名はルーラー!
真名を…妖精デュラハン。

人間と英霊のハーフ、デミ·サーヴァントだ。

名前はと呼んでくれ。』


そう旅団員達に妖艶な笑顔で話す。
先程までの殺気が嘘だったかのように、軽い口調で話すに緊張の糸がプツリと切れ、旅団員たちは肩の力を抜いた。


その中、1人だけ口を開いた者がいた。


「サーヴァントだと…?

あれはただの都市伝説じゃなかったのか!!??」


とちょんまげで着崩した着物を着ている男がに叫ぶ。



「どうした、ノブナガ。」


団長にノブナガ、と呼ばれた男は続けて団長に言った。


「団長、悪い事は言わねェ、コイツとは関わっちゃァならねェ。

俺の生まれ故郷、ジャポンで行われていると噂されていた聖杯戦争…、その聖杯を取り合い、召喚される英霊…サーヴァント。
それはただの都市伝説じゃなかったんだな…」



と言うノブナガと呼ばれた男。


『よく知っているのだな…、そうだ。
聖杯戦争…、かつて日本と呼ばれる冬木において行われていた何でも願いを叶えてくれる聖杯を求めて、7人の魔道士と、7人の英霊によって繰り広げられる。

セイバー、ランサー、アーチャー、キャスター、ライダー、アサシン、そしてバーサーカー。

この7つのクラスが召喚される。
本来、私の様なルーラーは召喚されることはないが、例外でね。

でも私はサーヴァントと人間のハーフだから、半分は
ちゃんとした人間だよ。』





「気に入った、ルーラー…いや、と言ったな。











お前、幻影旅団になる気はないか?」
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