第6章 リョダン×ト×タイメン
『ここで私が暴れたらお前達のアジトが壊れてしまうな…、
あぁ、そうだ。』
何かを閃いた、というふうにポンと手を叩く。
すると、は右手を左胸におき、外国の言葉を呟き始めた。
『I am the bone of my sword.---So as I pray…、unlimited blade works.“アンリミテッドブレイドワークス(無限の剣製)”』
そう呟くと、周りの景色が一瞬にして変わった。
「「「!!??」」」
その場にいた全員が、言葉を無くしただただ周りの景色を見渡していた。
周りの景色は荒野、辺り一面には剣が地面に突き刺さっていた。
「どこだ…ここは?」
と呟く黒いコートを着たオールバックの男。
『驚いたか?これはとある英霊の固有結界。
ここなら暴れても大丈夫だ、好きにしてくれていい。』
「団長、コイツ危険過ぎるよ。」
とオールバックの男に言うピンクの髪のキツイ顔をした女性。
「皆で一斉に行くぞ。
GO!」
オールバックの男の合図で一斉にに襲いかかる幻影旅団の団員達。
「…♣」
私はさりげなくヒソカを後ろへ庇い、大きく息を吸い込んだ。
『我が声を聞け!! 全砲門、開錠!』
ビリビリと耳に響く声。
その声に旅団員は動きを止めた。
そして全員後ろへ下がる。
「どうするよォ!!団長!!」
と叫ぶ野蛮人のような大男。
すかさず続ける。
『矢を構えよ、我(オレ)が赦す!
至高の財をもってウルクの守りを見せるがいい!
大地を濡らすは我が決意!
“王の号砲 (メラム・ディンギル)”!!』