第7章 アレカラ×ト×コレカラ
その頃屋敷では…
ドタドタと騒がしく走る執事達。
「ねぇ、何かあるの?」
とイルミが執事に聞く。
一緒にいたヒソカも不思議そうだ。
「ルーラー様がお見えになったみたいなんです!
3年ぶりなので、おもてなしをと旦那様達に言われたのでその準備です。」
「へぇ、ルーラー……あの何でも屋の……」
と呟くイルミと
「……♣」
少しびっくりした顔をして不機嫌そうに顔を顰めるヒソカ。
その不機嫌そうな顔のヒソカをイルミは見逃さなかった。
「ちょっと会ってみようかな。」
とイルミがわざとらしく独り言を呟く。
ヒソカはまた顔を顰めた。
その時、ピンポーンとゾルディック家のチャイムがなった。
『お久しぶりです、ルーラーです。
ゼノさんとシルバさんはいます…か…ってヒソカ!?』
とわざとらしくヒソカがいることに驚く。
「あれ?知り合い?ヒソカ?」
「……ウン♦」
すごく機嫌が悪いみたいで、一言だけ答えた。
「なんじゃ、騒がしいのぅ。」
「ルーラーが来たのか。」
と言う、2人の強者。
『ゼノさん!シルバさん!お久しぶりです。』
といって駆け寄る。
「ルーラー、3年も連絡がとれず心配したぞ。
何をしていたんだ?」
心配そうに頭を撫でるシルバ。
『すみません、少し休ませてもらってました。
でももう大丈夫です、来年はハンター試験を受ける予定なんです。』
「ほぅ、ハンター試験か。
ネテロにでも言われたのか?」
と鋭い所をつくゼノ。
『よくわかりましたね、そうなんです。』
「立ち話もなんだ、上がっていってくれ。
イルミも一緒にくるといい、そこのイルミの客人もな。」
とヒソカとイルミも誘われ、一緒に客間に案内される。
しばらくすると紅茶や茶菓子がでてきた。
「今日は突然どうしたんだ?」
とシルバがに聞く。
するとは…