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奇術師とルーラーの黒い恋

第4章 トウギジョウ×ニ×トウジョウ


次の日

私は部屋でゆっくりしよう、本でも読もうとおもっていたのだが。


街中にいます。




『なんでまた買い物へ?』




「ヒミツ♦」





『全く…なら、甘い物でも奢ってくれ。
今日は本でも読んでゆっくりする予定だったんだから。』





「の好きな食べ物って、甘い物と果物だろ♣」




コイツ…



『なんでわかった、ストーカーか?』




言ってないのにわかるなんて変態としか思えない。




「だってボクの家にいた時、甘い物と果物の減りが早かったからさ♥」





『それでか、そうだ。


だから、私にそこのカフェでパンケーキでも奢ってくれ。』





「リョーカイ♠

じゃあ、これ持って中入っててよ♦

ボクちょっと行ってくるよ♣」





『わかった。』




といってヒラヒラ手を振りながら行くヒソカ。

私はカフェへ入り、ベリーパンケーキをと紅茶を頼む。



パンケーキが来るまで、紅茶を飲みながらボーッと待つ。


不自然な気配が1つ。

ヒソカではなさそうだ。誰だろうか。


私を見ている。




殴りにでも行ってやろうか…、と思い立ち上がろうとした時、


「お待たせ致しました、ベリーパンケーキです。」



パンケーキと、



「おまたせ♥」



ヒソカが来た。





不自然な気配はもうない。

気の所為だったのだろうか。




「どうしたんだい?♠

食べないの?♦」





『あぁ、いや、さっき気配がな…


食べる。食べるなよ!』





「ハイハイ♣」




もぐもぐとパンケーキを頬張って食べる。




「(可愛いなァ…♠)」





ヒソカが見ている。すごく食べにくい。




『1口食べるか…?』





「じゃあ貰おうかな♦」




と言いながらアーンと口を開けるヒソカ。


『自分で食べてくれ。』



と言いながら渋々口へほおり込む。



「これ美味しいね♣ありがと♥」




パンケーキを食べ終わったあと、私は気づいた。
よくよく考えてみたら、あれは関節キスだった。





『(くそっ、なんてことしてくれたんだヒソカ!)』




私の顔は真っ赤になり、熱くなる。





その事にヒソカが気づいていることなどしらずに。
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