第4章 トウギジョウ×ニ×トウジョウ
「こちらへどうぞ。
こちらのビルでは200階までは10階単位でクラス分けされています。
つまり180階クラスの選手が一勝すれば190階へ。
負ければ170階へ下がるシステムです。」
100階からは専用の個室があるらしい。
まぁ、最初から180階だから関係ないが。
あれから私は2戦して1日で200階クラスへ上がって行った。
脅威のスピードだとアナウンサーが言っていたな。
ついたあだ名は「黒き死神」
『すごく私らしいあだ名ね…』
パチパチパチとかわいた音が響く。
ヒソカだ。
「やァ♣本当に1日で200階クラスに来るとは…♥
驚いたよ♠」
『だから今日中に行くと言っただろう?
そこにいるのはわかっているよ。出てきたらどうなの?』
角から出てくる3人組。
コマのような脚の男と車椅子の男、そして片腕の男。
『念での洗礼を受けた人達なのか。
私と闘いたいのか?
私はいつでもいいぞ。
相手になろう…』
ビリビリと殺気が漏れる。
彼らは少し怖気づきながら
「オレ達もいつでもいい。」
といって戦闘日を申し込んで去っていった。
「妬けちゃうなァ♦
ねェ、ボクとも闘ってよ♣」
ヒソカと、か。
ここの人達だと私には全然物足りない。
だが、ヒソカなら。
ハンター試験前の腕試しができるのではないか?
『いいよ、あの3人が終わったら、私とやろうか。』
「本当かい?♥楽しみにしているよ♠」
などと話しながら部屋に入っていった。
『ねぇ、なんで私の部屋に来るの。』
「いいだろ♦
今日くらい一緒にいても♣」
『ここ1ヶ月は一緒にいただろう…別に構わないが…』
「じゃあ、シャワー浴びてくるね♥
あ、一緒に入る?♠」
『入らん。』
「ザンネン♦」