第3章 キミ×ノ×ナマエ
街はキラキラしていた。
3年で風景も変わっていた。
『わぁ…』
少しの期待と、不安。
『まっ…まずは何処へ行くんだっ…』
少しワクワクしながらヒソカに問う。
「(可愛いなァ…♦)
まずはね、キミの服を買いに行こうか♠」
『私の…服…?』
私の服。
そんなもの、いいのに。
でも心做しか、ヒソカは楽しそうだ。
『じゃあ…よろしく頼む…』
といって着いた服屋。
すごく可愛い服、キレイめな服。
全てがキラキラしていた。
ヒソカは、私の服を選んでいた。
「こういうの、ドウ?♥」
キレイめなドレスのような服。
黒いタイトなドレスで、腰に赤いリボンが巻かれていた。
『ヒソカ、1日2日なのに私の好みがわかるのか…』
「何となく♣
この他にも、ワンピースとかじゃなくて、動きやすい服買おうか♦」
といって選びに戻るヒソカ。
私も、なにか選んでみようと思い、カシャカシャとハンガーをスライドさせて服をみていく。
1つ、目を惹かれる服があった。
左右の丈の違うワンピース。
左が短くミニスカートくらい。右が長く、膝丈。
肩はノースリーブで動きやすそうだ。
「それが気に入ったのかい?♠」
『ヒソカ、』
コクリと頷く。
「いいよ、これに合わせて服を選ぼう♥」
といって持ってきた、動きやすそうなジャケット。
肘あたりからの袖は2つにわかれている。
前は紐でとめるみたいだ。
『ヒソカ、オシャレなんだな。』
「あとは、これと、これ♣
左の短い方にニーハイソックス♦右の長い方にハイソックス♠
靴はヒール♥これでいいかい?♣」
『あぁ、完璧だ。』
「じゃあ、お会計してくるね、このドレスも一緒に♦」
ヒソカは私が選んだ服と、
その服に合わせた服。
そしてヒソカが選んだドレスも一緒にお会計しに行った。