蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第651章 ぼくたちみらいのしゅーぱーしゅたー2恋人達編1
チュっ
雅紀「ジュンちゃん顔が真っ赤だね?」
潤「なんで? マァちゃんはそんな冷静なの? ボクばっかりドギマギしてさ、バカみたいじゃん……」
雅紀「違う…… 必死で冷静に見せてるだけ。ジュンちゃん、ぼくの心臓の音を聞いてみなよ」
グイっ
そう言うとマァちゃんは、ボクの後ろ頭に左手を添えて自分の方にゆっくりと引き寄せてっ……
ポスっ
マァちゃんの左胸にボクの右耳が触れた瞬間
-ドクドク-
潤「ドクドクって……言ってるね」
雅紀「ぼくだって、ジュンちゃんを意識しちゃってんの……」
変に意識してるのはボクだけじゃないよって、マァちゃん……
チュっ
雅紀「え? ジュンちゃん?」
初めてボクの方から、マァちゃんにキスしたんだ
つぶらな瞳をね、大きく見開いてボクを見つめてくるマァちゃん
雅紀「ジュンちゃんっ」
チュっ
潤「んっ」
マァちゃんのスイッチ入れちゃったみたいだ
(マ、マァちゃん…… 息出来ないよっ)
今までと全然違うキス……
身体中が…… 頭の中まで痺れるような…… 苦しいけど甘いキス……
ジュンちゃんに初めてキスされて……体温がガって、上がったんだ
チュっ
ジュンちゃんの後ろ髪を左手の指に絡ませて……
潤「んっ」
苦しそうにうめいたジュンちゃん。ゴメンね……
今までと全然違うキス……
身体中が…… 頭の中まで痺れるような…… 苦しいけど甘いキス……
無意識? 苦しさからかな? ぼくの左胸の服をぎゅって軽く掴んだジュンちゃん
少し強く引っ張られて、そのまま二人ベッドに ポスって
潤「んっ、苦しっ、マァちゃんっ」
ちょっと、呼吸するためにジュンちゃんの唇から、ぼくの唇を離すと涙目のジュンちゃんに怒られて
雅紀「ジュンちゃん、ゴメン……」
潤「ぼく、逃げないよ……」
雅紀「うん……」
潤「ぼく、逃げてゴメンね……」
雅紀「うん……」
潤「ボクの方が年上なのに……」