蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第652章 ぼくたちみらいのしゅーぱーしゅたー2恋人達編2
潤「ボクの方が年上なのに…」
雅紀「4ヶ月だけじゃん…ジュンちゃんは仕事の時、周りを良く見てさ。ショウちゃん、サトちゃん、カズちゃんと、ぼくに的確に指示をくれたりアドバイスしてくれるでしょ?ジュンちゃん? 何回も言ってるけどプライベートではさ、ぼくに素を見せてくれればいいんだからね?」
潤「マァちゃんは、仕事では潤滑油の役割をしてくれて。明るくボケてみたり、締めるべき所はビシッと締めてくれて。助けてくれる。なのにプライベートでは、明るいキャラを封印してさ男っぽいんだもん」
雅紀「お互いに守りあってるじゃん。ぼくたち。意識してそうしてるんじゃなくて、自然とそうなってるじゃん」
潤「うん…」
そうだね… ボクはこうだから、こうしなきゃいけない。とか頭でっかちに考えなくていいんだよね?
マァちゃんには、 肩肘を張らない、素の自分が見せられるんだから
これからは意識せず、 頼って。甘えることが出来るようになるかな…
ジュンちゃんの想いも分かるんだ
仕事をし始めの頃は、周りの人に『明るくて天然なキャラクター』を求められてるのかなって… 気づいたら、今は何の意識もせずにそれがぼくになってて
ジュンちゃんは、真面目だから時に考えすぎちゃうんだよね? ぼくだって、仕事で時に明るく頑張るの疲れるな。って感じることだってあるよ?でも、ジュンちゃんといると癒されるんだ。ジュンちゃん が疲れてる時は、ぼくがジュンちゃんを癒す。それでいいじゃん?
それより…
雅紀「ジュンちゃん?いいよね?」
潤「…うん」
素直になれないばっかりに、 動き出した空気を止めそうになったぼく
マァちゃんの、真っ直ぐに僕を見つめてくれる瞳
チュっ
ボクからのセカンドキス…
瞬間、マァちゃんは、ふわっと、いつもの優しい笑みを返してくれたんだ