蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第646章 ぼくたちみらいのしゅーぱーしゅたー2-9
潤
分かってんだよ? いくらデビューしたからって、まだ実績も何もないぺーぺーのボクたちが 事務所のお偉いさんたちに意見を言うなんてさ
雅紀
間違ってるって事くらい。だってさ。電車が 動いている間に仕事が終わった時はさ。寮電車で自分たちで帰りなさいって言われてるんだもん
智
そこにさ、不満なんてこれっぽっちもないよ。 だってさ、デビューするまですげぇ目をかけてもらって感謝しかないもん…… けどショウちゃんは別だかんね? オイラの大事なショウちゃんを泣かす奴なんて……たとえお偉いさんだってオイラは許さないんだから
和也
皆、不満なんて抱いちゃいけないなんて百も承知してるんですよ…… けどショウちゃんは別なんです。僕の大事なフウちゃんを泣かす奴は……たとえお偉いさんだって……ショウちゃんよりも、大人の都合を優先したのが僕は 許せなかったんだ
──
社長side
社長「私はなんて愚かな事をしたんでしょうね? いの一番に『心配 ないですからね。翔を守りますからね』って言ってあげなくてはならなかったのに……」
何も答えは無かったけど、表情を見れば分ります青くなっている幹部達
大切な子供達の翔、智、和也、雅紀、潤を 守る為に 頑張ってくれる事でしょう
チーフマネージャーも同じ想いで、翔の所へ すっ飛んでいきましたし……
さて……確証もない事や、嘘を掻き立てた雑誌社には……どう責任とってもらいますかね?
翔と、ご家族を傷つけた罪は許されませんよ……