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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第630章  追憶のキミ2-23


翔「400年前の、櫻の方の『雅紀様の補佐をしっかりとする様に。蘭の方も傷付けてはならぬ』と、翔若様の家臣にお命じになられた想い。蘭の方の『翔若様を立てて、櫻の方を慕う様に。殿様の血筋である新しい殿様も温かく迎え入れて、しっかりと支える様に』と、お命じになられた想い。そして、蘭の方の不測の事態から後を継ぐ事になりましたが。良いですか? 本家は翔若様である。と忘れずに。本家として子孫を残す事になる家筋となりましたが『長幼の序を守る様に』と子孫には、伝えて行く様にしなければなりません』の言葉……『正式な"事実"』として櫻井家の人々。家臣達。後生の子孫達が共有して行く事実として話された言葉だったんだね」

雅紀「うん。うちの母ちゃんと父ちゃんにさ。耳にタコって位『我が家は本来は分家なんだから。本家だった翔ちゃんの家系に敬意を祓わなくちゃならないよ』って言われて来たからね」


新たに繋がれた記憶。何かもう少し思い出していない事があるんだけど……何だろう?

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