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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第623章 追憶のキミ2-16


 現在

 城から戻った後

 翔side

 何だか切ない気分……

和也「なぁ相葉、お前……じゃない。雅紀様はいつ、潤殿に雅紀様の奥方様の事で伝えるべき事を伝えたんだ?」

翔「和也さん?」

 そんな不思議な問い掛けをした和也さん

 チラッと潤さんを見ると凄く傷付いた様な、苦し気な表情している

智「時折さ、ふと400年前の記憶が新しく追加される事、皆には無い?」

智さんはヒントをくれたの? 

 雅紀はポカンとしてる

翔「あ! 半年前、俺が眠りから覚めた後400年前の記憶が新しく追加されたみたいに?」

潤「確かに追加されてるけど……」

雅紀「されたけどさ。何だよ? 二宮センセ。謎掛けみたいに!」

和也「いやさ、松本先生の表情見てさ。相葉と松本先生には認識の違いがあるんじゃねぇかな? と思ってさ」

智「潤くん。雅紀くんにいつ伝えられたの?」

 瞬間、真っ赤に頬を染めたさん。雅紀は……

翔「雅紀落ち着いて!今回は、和也さんは雅紀をからかったんじゃないと思う。智さんはヒント出してくれたんだ」

 そう言いながら、俺は400年前の記憶を手繰り寄せていた

翔「潤さん。多分俺と潤さん。400年前のあの日、潤さんは雅紀様に。翔若様は和也と智に。不安をぶちまけて泣いた日に熱を出した事を思い出したんだよね?」

潤「あぁ」

雅紀「熱……あの日。潤には酷い事。その時に伝えたんだ。奥方の事」

潤「は? 『きちんと伝えるゆえ』って雅紀様は言われたけど、何も……あれ? 新しく記憶が流れて来た……1ヶ月後に打ち明けられたんだよ……それも」

雅紀「1ヶ月後? ぇ?」

和也.智「なるほど……やっぱりだ」

翔「智さん。和也さん?」

 雅紀の言葉に何やら確信したみたいな、和也さんと智さん

 俺も流れて来た記憶を整理してみる

 雅紀様と潤の事を思ったら、自分だけが幸せになる訳にはいかない!って智と和也に訴えてた? 







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