蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第619章 追憶のキミ2-12
雅紀『いずれ、伝えるゆえ。私を信じて付いて来て欲しい……私の心の中にいるのは。そなただ潤』
私の、二度の接吻のせいであろう……瞳に涙を溜めたまま身体を強張らせ……
潤「酷いです。雅紀様っ。 その様におからかいになるなどっ! ひ、ひどいぃ」
本当に酷い男ですまぬ。 伝えねばならぬ事を伝えずにこの様な事をすれば 。そなたの立場からすれば『酷い!」と叫びたくもなるよな潤
潤。きちんと伝えるゆえ……けれど今は
シュルリ……
着物のおびを解き
潤「え? 雅紀様?」
襟元を開けて。潤の白く美しい肌……胸元に唇を押しあて
潤side
雅紀『いずれ、伝えるゆえ。私を信じて付いて来て欲しい……私の心の中にいるのは。そなただ潤』
そう仰られた雅紀様に
潤「酷いです。雅紀様っ。 その様におからかいになるなどっ! ひ、ひどいぃ」
泣きながら訴えていた
シュルリ……
着物のおびを解かれ
潤「え? 雅紀様?」
襟元を開かれ。雅紀様に胸元に唇を押しあてられ、全身に口付けを……
なぜですか雅紀様? この先、奥方様と……私にこの様な事なさるなど
許されない事ですよね?
雅紀side
雅紀「実はな…潤……だから心配いらないのだ。ん?潤? 身体……熱くないか?」
余裕がなさ過ぎて、潤の様子に気が付いてやれずにいたのだ。嫌、少なくとも潤の身体が熱いと感じていたのに……
自分よがりな愛撫を潤に……
身体を、熱き湯にて温めた布にて、清めてあげねばと
いざ、拭こうと潤の身体に触れた瞬間、潤は、熱を出していて……
静かに声も出さずに泣いていた
雅紀「……すまない……潤」
余りにも、己の馬鹿さ加減に……
激しく後悔をしたのだった