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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第618章 追憶のキミ2-11


 潤ide

 いつも、西の対屋に近い西櫓か、時に、翔若様の住まいである北の対屋に近い北櫓で、心の中の整理を付けたい時に涙していた

 今日は、 普段使用頻度の低い東櫓にて泣こうと……ここなら誰にも見つからないと思ったのに

 まず、翔若様が東櫓に来られて……

 お優しい翔若様に、気に掛けて頂いた事が涙する程嬉しくて。思わず心の内を打ち明けた私に『そうか……』と。抱いて頂いた事が申し訳無くて……


 ギギギギ……ガチャン

 東櫓に雅紀様。和也殿。智殿が揃って……

 雅紀「潤? な、なぜ、翔の若君と抱き合いながら泣いているのだ?」

 なぜ? 雅紀様……それをお聞きになるのですか? 

 答えずにいたら、雅紀様の居室に連れて来られ

 雅紀「潤。翔の若君と、なぜ東櫓にて抱き合っていたのだ?」

 雅紀様の問いかけに対し、涙が溢れて来て

 理由は……雅紀様が奥方を娶られる事ですよ

 雅紀「 実はな潤。おそらくそなたが泣いている事について、 話しておかねばならぬ事があるのだが……」

 雅紀様? 言いかけて、言い淀まれた雅紀様


 聞きたくはありません。雅紀様……膝の上にて、両拳を握りしめていた

 何が起きたのでしょうか? 

 雅紀様の両手にて、両頬を包み込まれて。その上、雅紀様が私の唇に軽く触れて来られて? 


 チュッ

 潤「雅紀様? な、なぜ? 何を?」

 雅紀「何を? 接吻したのだが」

「……」

 どう解釈したら良いのですか? 分からないです

 雅紀「いずれ、伝えるゆえ。私を信じて付いて来て欲しい……私の心の中にいるのは。そなただ潤」

 チュッ

 雅紀様に、もう一度のに接吻されて……











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