• テキストサイズ

蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第597章 ずっといっしょ…2-15


 和也.智「それは違うよ。翔ちゃん」

 翔「違う?」

 智「さすが姉ちゃん……すげぇな……って言ったけど。翔ちゃん。オイラ達だってそれこそ、この年になってもダメ出しの嵐よ」

 和也「翔ちゃん。俺達だって、弱気にしょっちゅうなってるんだよ? その度にお姉ちゃんや相葉くん、潤くんに愚痴ってんだから」

 雅紀『翔ちゃん。俺も苦しい時は潤やカズに愚痴ってるよ。けど……弟の悠紀や、翔ちゃん。年下の子に弱みは見せたくないな……なんて。つまんないプライドから相談出来ないだけで』

 潤「不器用で人に甘えらんない人間だけど。相談と愚痴は別でさ。独り言みたいな感じで、どうしたら良いか分からねぇよ。とか。暗に助けてって、雅紀や、智。カズにサイン出したりしちゃってんだよな」

 悠紀「なるほど……兄貴なんだから甘えらんないのか……俺も苦しい時、もう限界って時は兄ちゃんに愚痴ってるよ。翔ちゃんだけじゃないんだからね?」

 翔「皆、僕と同じなんだね……心の不安とか話す事で、自分が傷付かないようにしたり。勇気を貰ってるの。うん。皆に、相談や愚痴を聞いてもらって。僕も、皆の話しを聞いてあげられるような人間になるよ……」

 智.和也「翔ちゃん。困っているって分かってて助けられないなんてムリって言ったでしょ? もっと頼って ?」

 雅紀.悠紀.潤「翔ちゃん。俺達にも、もっと頼って ?」


 翔「ありがとう……サトシくん、カズくん、雅紀さん、悠紀さん、潤さん……」

 僕は、人に 弱みを見せる。とか。心の中をさらけ出す。とか 恥ずかしいと言うか 男としてみっともないって感覚でいたけど……

 そっか……人から、悩みとか愚痴を相談された方が、男としてカッコいい人間なんだ……


 母子家庭なんだから、必要以上にお母さんに心配掛けないように……とか。迷惑を掛けないようにとか。肩に力が入り過ぎてたのかもしれない……

 少し考え方を変えてみたり。力を抜いて生きたなら、もっと楽に生きられるような気がしたんだ







/ 1063ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp