蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第570章 エースの涙2-8
雅紀「そんな事ないよ!翔ちゃんの得意分野がそれなんだもん !監督 や、コーチが必ずメニューを作らなきゃなんないなんて法はないもん!」
潤「雅紀の言う通りだよ。和也と、智は監督コーチとして。 練習を通して技術的な事を子供達にアドバイスしたり。それぞれが得意分野な事をすればいいんだよ。俺もツイな…野球を教える方に力入れてた。整体師として怪我をしない体作りとか 。そっちの方に目を向ける様にもするよ。翔のサポートもする」
雅紀「俺、教師なんだよな… まだ1年目だし。副担任として子供達と関わる… まだ担任に、おんぶに抱っこ。の甘えたポジションでいた所があった… 学校の子供達も 野球チームの子供達も、一人一人の個性を見極めて。俺が、親御さん達も含めた相談とか、悩みとかを聞ける様な、そんな人間にならなきゃなんだよね…頑張るから」
智「それぞれの立場で、それぞれの得意分野を生かした。子供達や親御さんとの接し方を見付けるって事だね?オイラは、口では余り上手く説明出来ないけど。体を動かして見本を示しながら、子達達に野球の技術を教える。頑張るよ」
和也「 そういう事ですね。 俺は皆に甘えてました。余りに心地よい空間過ぎて… 監督として、もう少し全体を 見る様にします。皆がいつも褒めてくれる『和也は、俯瞰で物事を見れて偉いね』を思い出して」
翔「皆凄いな…俺は、マネージャーの立場で戦略とか練って良いって事だよね? 実践とかさ出来なくなっちゃったけど… 自分の考えた戦略とかでさ。バッチリはまって勝てたら凄い楽しいと思うんだよね?俺この先、どのポジションで チームに関わるか。って思ってたから …方向性が見えた」
智「翔ちゃん…」
和也「翔ちゃん…」
雅紀「翔ちゃん…」
潤「翔…」
翔「ゴメン…湿っぽくなっちゃったね。さあ!食べようぜ!飲もうぜ!」
和也.智.雅紀.潤「オー!」
俺は、こんな風に何か問題が起こったり、誰かが悩んだ時に
解決策を探ったりと助け合う仲間が大切なんだ
子供達に、戦略とか技術を教えるのも大事だけど
仲間との絆や大切さも、 野球を通して学んで欲しいなって思ったんだ…