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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第564章 エースの涙 2-2


翌日

野球部 部室

雅紀side


翔「松本先輩、腕くらい自分で揉みますから」

潤「バカ!間違ったケアしてかえって悪化したらどうするんだ?翔!…ゴメン…バカとか…」

雅紀「翔ちゃん、潤先輩はご自分が通う整体の先生から、正しいケアの仕方とか聞いてくれてるんだ。任せた方が良いよ」


翔「松本先輩…ありがとうございます」

潤「イヤ…俺は、まだ高校生だし、自宅で出来る範囲のケアの仕方程度だよ」


智「けど…オイラ達さ、スポーツトレーナーになる!って決めた割には、ほとんどその為の努力してなくね?二宮」

和也「してないですよね。大野さん。少しずつ本とかで勉強始めてるけど…マッサージに通って話を聞く…とかしてないですもん」


翔「智、和也?俺、充分してもらってるよ?時に、力入らなくて、洋服のボタンがハメられない時とかに手伝ってもらったり…二人にはどうしても、気分が落ちた時に、不機嫌な態度とか見せちゃって悪いと思ってるんだ。 そんな俺でも怒ったりせずに優しく接してもらって、精神面で支えてもらって。感謝してるんだ」

雅紀「翔ちゃん…俺は、翔ちゃんの話を聞く位しか出来ないけどさ。もっと頼ってよ。愚痴いっぱい聞くよ?」

翔「ありがとう。相葉くん。俺は相葉くんの明るさに救われてんの。ありがとう…ってなんで涙が出るんだよっ」

可哀想に翔ちゃん… いくらさ、基本ポジティブな翔ちゃんでも、急激な環境の変化とか。大好きだった野球が出来なくなったんだもん

そりゃ情緒不安定になるよね…

智「翔ちゃん… まだまだオイラ、頼りないかもしんないけど…頼ってよ」

和也「翔ちゃん… まだまだ俺、頼りないかもしんないけど…頼って下さい」

翔「サンキュー…和也、智は頼りなくなんかないよ。本当に良かった。智と和也に、相葉くん、松本先輩が…仲間がいてくれて… だから俺。たとえ違う形でもマネージャーとしてでも野球を続けたいっ 思ったんだもんっ」

智「翔ちゃん…」

和也「翔ちゃん…」

雅紀「翔ちゃん…」

潤「翔…」

こんな嬉しい言葉はないよね?きっと、潤先輩も、大野と二宮も同じ気持ちだったと思うんだ

これからもそれぞれの立場。方法で、翔ちゃんを支える!って

改めて思ったんだ…





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