蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第560章 秘密の館の秘密の住人 番外編1
翔の部屋
智side
泰『翔香は、同じ 写真館で撮影してもらっていたようだから、もしかしたらネガが残っているかもしれない。写真館に確かめてあげるよ』
父親の言葉再び泣いた …翔
疲れたのだろう…安心したのだろう…
その日から丸三日間も眠ったまま、目を覚まさなかったんだ
「う、うん」
和也side
和也「翔ちゃん?」
智「翔?」
可哀想に、あの日から三日間も、目を瞑ったままだった翔ちゃんが
和也「翔ちゃん… 良かった」
智「翔… おかえり」
私と智様の元へ帰って来てくれて…
私は
オイラは
嬉しくて大号泣して
ベッドに
翔を真ん中に
オイラは左側に
翔ちゃんを真ん中に
私は右側に
川の字に寝そべって
翔の左手と、オイラの右手を繋いで
翔ちゃんの右手と、私の左手を繋いで
翔「僕のお母さん は、智くんのお母さんという人がいながら、父様と …そういう仲になったでしょ?」
智「それは父上が強く望んだ事で…」
和也「私の父も『翔香さんは初めはキッパリと、断っていたんだ』と話してくれましたよ」
翔「ありがとう…智くん、和也くん。でもね、 やっぱり、あまり許される事では無いから心良く思わない人はたくさんいて…」
智.和也「うん…」