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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第557章 秘密の館の秘密の住人2-15


翔の育った大切な家が…

カズと二人、気が付いたら走り出してた

井戸の水を被ると家に飛び込んで

寝室が燃えてるみたいだ

翔が、寝室にいませんように…ってオイラは必死に願って

智様と二人、家に家に飛び込んだ瞬間

翔ちゃんが寝室から転がるように出て来て


智「翔っ!」

和也「翔ちゃんっ!」

意識を失い、膝から崩れ落ちそうになった翔を、カズと二人。オイラは右側から

意識を失い、膝から崩れ落ちそうになった翔ちゃんを、智様と二人。私は左側から


支えて


雅紀「翔ちゃん!智くん!カズ!」

智「雅紀!」

雅紀が居間にが入って来て

安心して


智「翔が気を失ってる早く!」

和也「翔ちゃんを医者に見せなくちゃ!」

潤「智!雅紀!和也!翔!出るぞ!」

潤叔父上が来てくれて

潤様が来て下さって

心強くて


そして…なんとか家の外へ出る事が出来て…

潤「雅紀!智!和也!俺は文也の乗って来た馬車で犯人達目星を付けているアジトに向かう!お前達は良いか?文也の部下のと荷台馬車で、翔を診療所に連れて行くんだ!良いな!」

智.和也.雅紀「はい!」

文也「戸守(ともり)。翔様達を、診療所にお連れした後、旦那様に翔様の事と、潤様と、私がアジトに向かった事を報告に行くんだ。良いか?」

戸守「はい。かしこまりました」

--

翔の手には写真が握られていた…赤ちゃんの時の翔、翔を抱っこして微笑む翔香さん…そして父上の写る写真を

翔ちゃんの手には写真。必死に、翔ちゃんと翔香さんとお館様の 思い出を守ろうとしたんですね…


翔ちゃんの大切な翔香さん、泰伯父様の思い出…守れて良かった

そんな事考えていた時


泰「翔!」

父上が診療所に来られて

う、うぅん


智.和也.雅紀「翔(ちゃん)!」

翔「父様…?」

泰「翔…良かった無事で…」

翔「父様…僕とお母さんの思い出が…家が…写真が燃えちゃったよぉ」


うわーん!

翔が

翔ちゃんが

翔ちゃん


大号泣したんだ


心が痛くて…苦しくて…可哀想で…

オイラも

私も

僕も


涙が出て…




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