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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第550章  秘密の館の秘密の住人2-9


兄上の、将来的に跡継ぎに恵まれなかった場合。結婚なかった場合の中には、智と、和也、翔。雅紀と私… それぞれがそう言う関係 …である…という事は入っていないのだろう …

きっと、想像もしてないのに違いない…

将来の事は、まだどうなるか分からないけれど、私は私の持てる力をきちんと

大切な、愛しい子供達に伝えていこうと

誓ったんだ

雅紀「潤おいちーゃん 泰伯父様ぁー!一緒に鶏ニワトリ達や、ヤギ達と遊びませんかぁ?」

そんな、しんみりした雰囲気をぶち壊したのは

やはり雅紀で

しかし、本当は人見知りな雅紀

きちんと、我々の様子を見て、頃合いを見計らって。努めて明るくそんな事を言ってくれたのだと分かるから…

私は何て、可愛いくていじらいし子なんだ。と思ったんだ

和也「 全く雅紀様ときたら…どデカイ声で…どう見ても大切な話をされている、お館様と潤様が見えなかったんですか?」

智 「アハハ…良い意味で空気を読めないのが、雅紀の良い所だからな… さすが一瞬で空気を変えて凄いな」

雅紀 「うるさいなぁ、智くんに、カズは!ねぇこんな事ばっかり言うんだよ!翔ちゃん助けてよ!」

翔 「雅紀くんは、本当に優しいね。ね、キミ達?和也くんの毒舌は雅紀くんが好きな証拠で。 智くんの一言は、本当に認めた人への賛辞だもんね?」

潤「翔も凄いな。全てお見通しで。全ての事に目配りが効いて」

泰「智も、翔も、雅紀も、和也も。 皆で、それぞれ相手の事を思いやって。本当に自慢の子達だよ。潤だって、頼りない私をしっかりと支えてくれて。自慢の弟だ」

智「 息子の俺が生意気言ってすみません。 父上も人が丸くなられましたね。こうして私達と、 同じ目線で遊んで下さって。 意見も聞いて下さる様になって」

本当に兄上は変わられたよな…それは、心から子供達を愛している証拠で…

今この時の、幸せの瞬間

幸せ過ぎて忘れそうになってしまうけど…

一部の人間達は
この幸せを望んでいない者達もいる訳で…

私は絶対に、子供達を守って

そして幸せにしてみせる



強く強く誓ったんだ…







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