蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第533章 夢でしか逢えない2-9
現在
翔「…潤ちゃんだってさ、えらい目にあったのに『メイド喫茶。繁盛したもんな?メイドの翔のおかげで!」』とか言うんだもん。ヒドイよ」
潤「ワリぃ…熱は出るは、皆にカラカワレルわで、ヒドイ目にあったんだった」
翔「ホント黒歴史でしかないもん… だからさ。一緒に暮らすなんて事になったら甘えちゃってさ。凄い怠惰な生活を送る様になっちゃうと思うんだよね。そんなのダメだもん。自分がダメになっちゃうって分かってんのにさ…せめて学生の間は頑張んないと…」
翔の言い分も分かるな。と思いながらも。さっきも思った事だけど。実際にこの半年一人暮らしをしてみて、傍に人がいない。っ てのが寂しい…って分かっちゃったからな
俺としては…雅紀先生と…って思ったりもするんだけど… 確かにね。 相手が雅紀先生だと甘えちゃったりして勉強とか愚かになるだろうし…
潤「話しながらさ、検索してたんだけど。いくつか良い物件を見つけたから少しずつ相談に行ってみるよ」
翔「ありがとう。潤ちゃん」
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リモート中
智.和也.雅紀side
雅紀「冗談抜きで 2年前のあの時から、潤は俺から声を掛けなければ、アパートには来てくれなくなってさ…さっきも、週末だから遊びに来い。って誘ったのに 『イヤ、調べたい事があっから』とか言って 一向にOK出してくれなくってさ。やっとよ」
和也「翔ちゃんも同じ感じだよ。ね?智くん」
智「ね?カズ。定期歯科検診の時。児玉さんに逢いに来た時」
和也「そのついでに、俺達の家に寄るって感じだもん」
智「もう一度、高校卒業したら一緒に暮らそう。って約束をし直そうかな」
雅紀「俺も。今の状況だと、人と逢う事も余り出来なくて一人暮らしなんて寂しいと思うからさ。今すぐ、一緒に暮らさない?って話てみるよ」
和也.智「翔ちゃんも、寮に潤くんがいなくなって寂しいと思うから。 きっと喜んでくれるよね」
なんて思ってた
オイラ達
俺達
俺達
少しずつ
すれ違いが生まれていたのなんて
これっぽっちも
気が付いていていなかったんだ