第517章 色香を隠していても… 2-17

胃カメラ検査の翌日

富永が逮捕されたんだ
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本間『 姿くらましてた富永が俺んとこに連絡して来た。匿ってくれって言って来た』

カズの携帯に連絡して来た本間。携帯を借りて

翔『bar シニャル に 呼び出す事出来るかな？』

本間『 相談に乗る体を装って呼び出してみるよ』

そして…

潤『富永。住居侵入罪。脅迫罪で逮捕する』

富永は俺の部屋に侵入して、俺と対峙した日から姿をくらましていた

俺は、警察に被害届けを出したんだ

クラスメートに、自分の事を匿うように片っ端から連絡して断られると

富永『覚えていろよ。 必ず、俺がお前を潰してやるからな』

脅迫していた富永

サトシくん、カズ、マサキ、ジュンが

『連絡が来たら警察に届けてくれ』

クラスメイト達に連絡をして

本間に電話して来た富永…

マサキの勤めるbar シニャルに呼び出して…ジュンが富永に手錠を掛けたんだ…

その瞬間を見届けた

サトシくん、カズ、マサキ…

そして

『 絶対に俺が富永を 逮捕する んだ』

と言っていたジュンは泣いていた

俺も泣いて…

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翔「本間、色々ありがとう」

本間『櫻井くん…あの、 携帯の発信者番号、大野さんでも、二宮さんでも無い…』

翔 「俺の携帯だよ」

本間 『何で番号…』

翔「 俺から連絡するって言ったじゃないか。その時に話した履歴が残っているのは当たり前だろ？」

本間『 それって…』

翔「 俺を心配して、俺を助ける為に 色々動いてくれたのが伝わったから… 友達になる、前段階…という事で」

本間『櫻井くん…ありがとう』

電話の向こうで本間が大号泣したんだ