蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第516章 色香を隠していても… 2-16
翔side
あまりの痛みに意識が飛んでた
本当は、直ぐに気が付いたんだ
ベッドに横になってた自分
寝室の 扉が 空いてたからかな
カズの怒っている声が微かに聞こえて
頭の上では サトシくんの憤っている声も聞こえて
相手はマサキとジュンみたい
あぁ、俺心配かけちゃった
狸寝入りとか バカなことしてる場合じゃないよね…タイミング見て目を開けると
二人が両サイドにから、俺に抱きついて来て
智.和也「翔ちゃんっ、翔ちゃんっ」
沢山泣かせちゃったんだ
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そして胃カメラ検査の日
翔「… 苦しくて死ぬかと思った…」
終わって待合室戻って来ると、付き添いで来てくれたカズとサトシくんの他に
二人増えてる…
雅紀「翔ちゃんっ」
潤「翔くん…」
智「翔ちゃんお帰り…」
和也「翔ちゃんっ大丈夫?」
翔「 なんでみんな揃ってんだよ…」
和也.智.雅紀.潤「仲間だもん!」
いやいや…普通親ならまだしもさ、仲間がこんな時迄、集まんないでしょう?
って思ったんだけど…俺は嬉しかったんだ
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画像見ながら 先生が
「胃の上部の所と、腸のこのあたりが 白くえぐれて、穴が開いている… 見た感じでは 大丈夫だと思うけれども 万が一の事があると悪いから病理検査に出しますね」
って
一週間後
「 十二指腸潰瘍ですね。癌ではありませんでしたよ」
そう言われたんだ
智.和也.雅紀.潤「翔ちゃん(くん)…可哀想」
検査結果を聞きに来た今日も、四人揃って来てくれてさ
あまり状態は良くなかったのにね
なんか俺、みんながこんなに心配してくれて
幸せだなぁ
なんて
バカな事思っちゃったんだ