蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第515章 色香を隠していても… 2-15
潤『何だよ、それっ』
雅紀『翔ちゃんに好かれたかったらさっ…』
智「翔ちゃんが眠ってるから、声抑えてって言ったじゃか。 まぁ気持ちは分かるけど…」
まぁと、潤に報告の為にメールしたら電話が来た(まぁの携帯かららしい)
智「本人が一番悪いけどさ。親も悪いよね。翔ちゃんの引っ越し 先の地主的立場か何だか知らないけど… 自分達一家に逆らったら村八分にする的な支配とかさ。子供が人を傷付けているのに、謝る事を教え無い。人として大切な、人を傷付けない。傷付けたら謝る 。大事な事も教えないとかさ」
潤「それなのに、急に社会人になってから世間で生きる厳しさを教える為だか知らないけど…突き放すとか。 本当訳分かんねぇよ」
雅紀「 富永が高校の時に起こした事件で見限ったんじゃないかな…」
-ガチャ-
智 「オイラもそう思う。 同じ事件を起こした中川と三好田は海外留学で立ち直るチャンスを親に与えられたのに… 放っといて… その癖、社会に出る時は、世間体を気にしてさ。きちんと罪を償わせる為の策を講じました。的なアピールしてさ… もういいよ富永の事は…な?カズ」
話が終わったカズが寝室に入って来て
和也「可哀想に…翔ちゃんの親父さんも 同じ様に翔ちゃんを見限ったけど、翔ちゃんは、事態を打開する為に努力したんだ 。それは中川と三好田も。 富永自身が自分のしてきた間違いに気が付いて、どんどん人が離れて行く原因は何か自分で考えて行動を起こせば良かっただけじゃんか!」
智「 そういう事。富永は法が裁いてくれるよ… それより、翔ちゃんの状態は何が原因なんだろう…」
和也「 本当に…命に関わる病気じゃなきゃいいけど…怖いよ…」