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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第514章 色香を隠していても2-14


翔「うっ、痛…い」

和也.智「翔ちゃんっ?」

翔ちゃんは呻くと床に踞ってしまったんだ

和也「本間さん待って!翔ちゃん貧血が酷くて、今度胃カメラ検査を受ける位に状態が悪いんだ!」

智「オイラが翔ちゃんを 見てるから…本間さんカズに話ししてやってくれないか?」

本間『…分かりました』

サトくんが翔ちゃんと寝室に 入っていたのを確認して

和也「どうやばいんだよ…富永」

本当はね、言葉遣いとかもう少し気を付けなきゃなんだけど。 けど、富永への怒りでそんな余裕なくてさ

本間『 皆は、学校という狭い空間の柵から解放されて社会に出て新しい世界へ飛び出したのに。いつまでも父親の威光にすがっていられると思っていた富永は、社会に出た途端にそれが通用しない事態が起きて…』

和也「誰もが自分の思い描く通りの人生を送りたいよ。でも…何やっても上手くいかない人も確かにいるよ!けど、どうにかしようって…富永みたいに全て自分が一番で。人が自分の為に何かするのが当たり前だ。って思ってるヤツにさ!何で翔ちゃんが苦しめられなきゃなんないんだよ!」

親からの代替わりで会社の経営 していくに当たって、部下の気持ちを分からせる為に、1社員としてそこから修行させられて腐っている。とか

将来、部下となる人間達が父親の命令には従うけど、息子である自分の言う事は聞こうともしない。とか

和也「そんなの知らねぇし!翔ちゃんには関係ないじゃんか!」

本間『関係ないよ!分かってるよ!実力で、人に自分を認めさせる努力もしないでノイローゼになってる富永は、片っ端から昔のクラスメート達に『誰か自分の 思い通りになる奴いねぇのか』って… とにかく、二宮さんと大野さんが、櫻井くんをしっかり守ってやってくれよ。近いうちに逮捕されるだろうから…それまでは気を付けてやってくれ。って電話したんだよ!』

和也「そうか… ちょっときつい言い方してすみません。約束します。俺とサトくんで翔ちゃんを守ります」


智side

翔ちゃんは、今、市販の胃腸薬か少し効いたのか落ち着いて眠ってんの

翔ちゃんの髪を撫でながら

智「心配ないよ翔ちゃん。オイラとカズが守るから。まぁとジュンもいる」

スピーカーのままになってるから会話が、小声だけどオイラのトコにも聞こえて来てた…





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