蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第509章 色香を隠していても…2-9
智と和也帰宅
怖かった…目の前で何が起きたのか
思考回路が停止したみたいに
理解が出来無くて
でも間違いなく
床に倒れて意識を失っているのは
翔ちゃんで…
和也.智「翔ちゃん!翔ちゃんっ」
気が狂ったように絶叫して
泣き叫んでた
気が付いたら
病院にいたんだ
個室のベッドに
目を固く瞑ったまま
微動だにしない
翔ちゃんが目の前で
横たわっていたんだ
智「 何で?翔ちゃん…」
和也「まぁくん、ジュンくん…」
雅紀「 電話くれたでしょ?翔ちゃんが倒れてるって」
智「ゴメン…迷惑」
潤「 俺達で救急車呼んだんだ。訳分かんない状態になっちゃっだろ?それに迷惑なんて掛かってないから」
雅紀「 その通り。仲間じゃんか! 頼ってくれて嬉しかったよ?」
和也「ありがとう…まぁくん、ジュンくん」
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智.和也.雅紀.潤「翔ちゃん(くん)!」
気が付いたら
病院のベッドにいたんだ
サトシくん、カズ、マサキにジュン
あぁ、俺、迷惑掛けちゃったんだって
翔「ゴメンね…」
和也.智「 翔ちゃんが無事なら…もうそれだけで
…」
雅紀.潤「でも何があったの?教えて…」
翔「… で…自分で解決出来ると思ったんだ…けど… 想像以上にアイツの気が狂ってて…」
智.和也「もうバカ翔ちゃんのバカ!」
雅紀「ちょっと!サトくん、カズ!」
潤「 分かるよ。サトくんとカズの気持ち。翔くん、二人は気付いてたんだ。相談してくれるのだって待ってたんだよ? 無事だったから良かったけどっ」
そう言って泣いてる四人を見てたら
なんて浅はかな事したんだろうって
-コンコン-
翔「はい」
「櫻井さん」
それはドクターだった
「 採血の結果貧血が酷いですね。この所、何不調を感じることありませんでしたか?」