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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第501章  色香を隠していても…2-1


『ねぇねぇ、営業の櫻井さん素敵よね』

『髪切ったらさ。爽やかで、カッコいいのが倍増し!』

(翔ちゃんは髪切んなくてもカッコいいんですけど)

(翔ちゃんが髪切ってメガネ(伊達)を外してからカッコいいって騒ぎだしたよね?)

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金曜日 PM20:00

雅紀の勤めるbar

雅紀「さすが翔ちゃん。職場でモテモテなんだ」

潤「イヤ、翔くんさ伊達メガネでさ。もさい髪型…あ、ゴメン翔くん」

和也「潤くん分かってるね。女子社員はさ。翔ちゃんがさ伊達メガネ外して髪を切るまではさ騒いだ事なかったんですよ」

智「なのにカッコよさ倍増し!ってさ…翔ちゃんの色香に気付かれちやったんだよね」

翔「ねぇ、サトシくんもカズも…俺みたいなダサい人間さ人が騒ぐ訳ないじゃない。可笑しな作り話しないでよ。マサキ、ジュン信じないでね」

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あの別れの冬の日から15年
涙の再会の春から1年


仲良し五人組の俺達は
週末になると皆で集まってワイワイと
楽しく酒を飲みながら話す事が恒例となっていた

和也
(翔ちゃんは余りお酒は強くないみたいだ)

和也「翔ちゃんは、人に否定されたりしたから自分には魅力が無いんだって本当に思ってんの…」


(翔ちゃん眠いのかカウンターに突っ伏して寝ちゃった)

智「翔ちゃんは、 お客様相談室 営業課に移動して ナンバー1の成績を収めているのに…」

智.和也「可哀想に…翔ちゃんは自分に自信が持てずにいるんだ」

潤「やっぱり、あん時富永を許さなきゃよかった」

雅紀「翔ちゃんらしいよね。 警察に届け出ないでやるから自分の目の前に二度と現れないでくれ…とかさ」

智.和也

小4の冬、転校先の小学校で
富永の 好きな子が翔ちゃんを好きだから

身勝手な理由で高校卒業するまで
富永と、 子分の三好田、中川に 嫌がらせされ続けた翔ちゃん…

数年経ってから富永からの
ストーカー被害に悩まされた挙げ句


『本当は好きなのは櫻井だったんだ。 気を引くために嫌がらせしたんだ』


自己中な自分勝手な理由で翔ちゃんを
再び追い詰めてさ…

翔side

『ヨールかヒルかジゾさまかテッポーか石か!』


懐かしいな…

『夜か昼か地蔵さまか鉄砲か石か』

俺達五人の鬼ごっこ…





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