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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第485章 花(華)の屋敷 2 -13


フウ「ようやく、恩返しをできる時が来たと言うに… 二人を悦ばせる手管を知らぬのだ…」

言葉と共に、ぽろりと綺麗な涙を左目から溢されたれたフウ様

言葉と共に、ぽろりと綺麗な涙を左目から溢したフウ

 そうか。やはりこの所感じてきた事は… 深い哀しみの中にいるフウ様に尋ねるは酷というもの。私が早く彼を楽に。真実を伝えてあげなくては

 そうか。あの頃情緒不安定で毎日泣いていたフウ… 可哀想な事をした。私も父も言葉足らずで… 繰り返し伝えねばならなかったと言うのに…

 私もリョウ殿も、ほぼ同時にフウの隣に横になり胸の上に固く両手を組み震えているフウに、怖くないと伝える為に自分の手を重ねたのだが

 私もエイシ殿も、胸の上に両手を固く結び震えているフウ様に安心をと言う想いで、隣に横になり自分の手を重ねたのだが

フウ「すまぬ。私は初めてで… どうしたら良いのか分からんのだ。言う通りに動く故そなた達が…」
 
 何と、いじらしいのか …チュッ… 思わず、互いに白き頬にそれぞれ接吻を…

フウ「ンっ…」

リョウ「フウ様。あの日の事をあまり覚えて無いのですね?男はお母上では無く貴方様を… 刃物で… お母上様は貴方を守る為奪おうと」

フウ「やっ、耳元で話すのはっ」

リョウ「…しかし男の力には… 次にお母上に刃物を向けたゆえ、フウ様はお母上を助けようと男と揉み合いの末、不幸にも… 正当防衛と奉行所も沙汰を…」

エイシ「あの頃この花屋敷を別の物に。保護の役割の場所に。と嘆願していてたのだ。本決まりになるまで迂闊な事は言えぬと…」

フウ「頼むからっ… 耳元でっ、やだぁ」

エイシ「自分の方に罪があると思い込んでいたフウ。私も父ももっと… フウに繰り返し伝えなければならなかっのに… すまなかった」

 フウ様のあまりのいじらしさに、熱く身体が高ぶって。フウを早く愛したいと…

 熱く高ぶる身体。フウを早く愛したいと。フウのあまりのいじらしさに…

 愚かな私達なのに

フウ「私は… 母上を守る事が出来たのだな。母上も私を守る為花屋敷に私を… 耕太さんがいらっしゃるから… 守ってくれる所だと。だからここに…」

 ふわりと微笑んだフウ

 ふわりと微笑んだフウ様

 唇に接吻を落とすと…

フウ「優しく… 抱いてくれ…」
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カズside

際ど過ぎたか…







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